自分に子どもができたときに
我が子を通わせたいと
思える園で働きたかった
たからこども園
阪口 詩織先生
保育士歴8年 / 5歳児担任
少人数で行事も丁寧に取り組む
以前は1学年5クラスある幼稚園に勤めていました。時間単位でこなす業務や行事が多く、もっと子どもたちとゆっくり関わりたいと思い、転職を決意。自宅から通いやすい園を片っ端から見学に行った中で、たからこども園を選んだポイントは、幅広い年齢層の先生が勤務しているので、長く働ける未来を想像できたこと、複数担任制で子どもたちとじっくり関われることでした。また、得意のピアノを生かしたいという思いもあって幼稚園教諭になったので、小規模保育でも行事に力を入れているところを希望しました。小規模な園は運動会や発表会などがないこともあるのですが、当園はしっかりと取り組んでいましたし、普段から体育や音楽の専門の先生が指導に来ている点も魅力的でした。
働きやすい環境のおかげで新たな趣味も
転職活動で園見学に来たときに、園長先生が全園児の名前や顔を覚えているだけでなく、保護者のこともちゃんと把握していることに感動しました。園長先生が現場のことをわかってくれていると小さなことでも相談しやすいんです。ある日、散歩の時間に一人の子どもが帽子を教室に忘れました。そのとき担任の先生が「取っておいで、待っているから」と優しく声掛けしていたんです。当時の私だったら「何やってるの!」と急かしていたはず。分刻みでやるべきことがあり、他のクラスはもう準備ができているのに…と焦って大人の都合で発言していたと思います。でもそれは本意ではなかったので、たからこども園の先生にゆとりを感じて、良い園だと思いました。 入職してからは、保育士として働きやすい制度が整っていることを実感しました。有休はちゃんと取れますし、主任や先輩が定時退社を率先して実行してくれるので帰りやすい。残務があっても、みんなで協力してやろうという風潮があります。おかげでプライベートの予定も立てやすく、バイオリンを習い始めました。いつか子どもたちの前で披露できたらいいなと思います。
一人ひとりの子どもを「人」として大切に
日々の保育で心掛けているのは、子どもたちの言葉に耳を傾けること。発表会にしても、先生が台本を作って子どもたちに台詞を覚えさせるスタイルではなく、一人ひとりに「どうしたい?」「どう思う?」と意見を聞いて進めています。控えめな子には、午前中で決められなくても午後にやればいいかと、待ちの姿勢で余裕を持って接しています。大人の都合で良いように持っていくことは簡単ですが、そうはしたくない。その点も、担任が二人いるので、時間的にも心理的にも余裕を持って子どもたちと接することができます。子ども一人ひとりに「楽しめたね、みんなで協力してできたね」という経験をいっぱいさせてあげたいと思っています。
また、「こどもは宝」という理念にすごく共感しているので、当たり前のことですが、子どもも一人の「人」として関わるようにしています。
頑張った分だけ喜びになる
保育士は、子どもからいろんな気持ちをもらえる唯一無二な仕事です。子どもたちから「頑張って良かった」、「楽しかった」という声が聞けたときには、私も頑張って良かったと思うし、続けるほどに絶対に楽しい仕事です。新しく入る先生たちとも、一緒にそんな時間を過ごせたら嬉しいです。